源泉所得税表の見方の結論|甲欄・乙欄で迷わない(給与担当向け)

源泉所得税表の見方の結論|甲欄・乙欄で迷わない(給与担当向け)

源泉所得税表(甲欄・乙欄)の見方を、給与担当の実務に必要な範囲で整理。どっちを使うかの判断、扶養人数の見方、よくある勘違いの切り分けを解説。

源泉所得税表の見方:乙欄・甲欄で迷わない

源泉所得税表って、初見だと「数字がびっしり」で固まります。

でも大丈夫。給与担当が迷う所は、ほぼ甲欄か乙欄かの一点に集約されます。

そこが決まると、あとは“表のどこを読むか”だけです。

この記事で持ち帰れること

  • 甲欄・乙欄の違いを一言で言えるようになる
  • 表の「読む場所」(扶養人数・区分)で迷わない
  • よくある勘違いの原因を最短で切り分ける

結論:まず甲欄/乙欄を決める

源泉所得税表は、どの欄を使うかが一番大事です。

ざっくり言うと、甲欄は「普段の給与の計算で使う表」、乙欄は「普段とは別の条件で使う表」です。

区分 ざっくり意味 よくある場面
甲欄 通常の給与計算の基本 正社員・契約社員・パートなど(前提が揃っている)
乙欄 “例外側”の計算 副業・掛け持ち等で、主たる給与の扱いが別にある

覚え方:甲欄=メインの道、乙欄=脇道。脇道は目印(条件)がないと入らない、ってイメージが分かりやすいです。

甲欄とは:基本はこちら

甲欄は、給与計算で一番出番が多い表です。

迷いが出るのは、「扶養人数の列」と「給与の区分(毎月/日給など)」が混ざる時。

見るポイント 何を決める? 迷いやすい所
給与の形(区分) どの表(行/列)を使うか 日給・時給の人を月給の感覚で見てしまう
扶養人数 列の位置 「扶養=家族」だけで判断してズレる
課税対象の金額 表に当てはめる元の数字 非課税の手当を混ぜてしまう

コツ:表を見る前に「課税対象の金額」を固めると、読む場所がズレにくいです。表は“当てはめる道具”なので、元の数字が大事です。

乙欄とは:よく出る“例外”

乙欄は、使う頻度は低いのに、出た時に焦りやすい表です。

焦る理由は「いつ乙欄になるのか」が頭の中で曖昧だから。

乙欄が出やすい場面 現場で起きること まず確認
掛け持ち・副業 本人が主たる給与の扱いを別でしている 申告書類の提出状況(前提が揃っているか)
短期・スポット “いつもの給与”とは扱いが違う 雇用形態と、税計算の前提

ポイント:乙欄は「人が乙欄」ではなく「条件が乙欄」です。同じ人でも条件が変われば、見る欄が変わります。

表の読み方:扶養人数と「当てはめ」

読む手順を固定すると、毎回迷いが減ります。

  1. Step1:甲欄か乙欄かを決める
  2. Step2:課税対象の金額を確定する(非課税を混ぜない)
  3. Step3:扶養人数(列)を確定して、表に当てはめる
ズレが出た時 原因の当たり 見直す順
税額が急に増えた/減った 甲乙の欄違い、扶養人数の列違い 甲乙→扶養列→課税対象金額
同じ人なのに月で違う 課税対象金額に非課税が混ざった 課税対象の作り方を確認

独り言:表って、眺めると圧が強いのに、やることは“当てはめ”だけ。分かってるのに毎回びびります。

源泉税のズレを減らしたい人へ

甲欄/乙欄の判定とチェック順を整える

質問と回答

質問:甲欄か乙欄か、最初に何を見ればいい?

回答:前提(申告書類の提出状況)と、主たる給与の扱いがどこにあるかを確認します。迷ったら「条件が例外かどうか」で判断すると早いです。

質問:扶養人数って家族の人数?

回答:家族の人数の感覚で決めるとズレることがあります。給与計算で使う“扶養の扱い”として、社内の前提(申告書)と一致しているかを確認するのが安全です。

まとめ:甲乙が決まれば、読む場所は決まる

  • 最初に甲欄/乙欄を決める
  • 次に課税対象金額を確定(非課税を混ぜない)
  • 最後に扶養人数の列を当てはめる